パトリシア・ハーリヒー/著 大山晶/訳『ウオッカの歴史』読了

安価でクセがなく、汎用性が高いウオッカ。ウォッカはどこで誕生し、どのように世界中で愛されるようになったのか。魅力的なボトルデザインや新しい飲み方についても解説しながら、ウォッカの歴史を追っていく。レシピ付。
内容(出版社内容紹介より)

クセが無いのが厄介。

本書はウオッカの歴史とその魅力。及び弊害を記した一冊。
これからも人気が右肩上がりになるコト。ほとんど確信しました。

内容はバッサリ略で一言、非常に面白かったです。
それはウォッカの魅力が判り易くあったコト。
大雑把に言えばウォッカは

・クセが無いので(カクテル等の)アレンジがしやすい
・原材料に左右されない
・作りやすい(それほど技術を必要としない)

つまり

・安価で手軽である。

だったと思います。
個人的には『安価』が一番大きなキーワードだと思うのだけれど、
実は『クセが無い』って。
クセがあるよりも、厄介なのかも?って感じました。

またアルコール依存症の蔓延という負の遺産にも記述があったコト。
付記します。

最後に。
ウォッカの起源について。
作中にありましたがロシアとポーランドが「我が国こそ!」
と主張しているそうです。因みに

ウクライナも。

これ以上は控えますが、
一刻でも早く、誰もが美味しいウォッカを飲める日が来ますように。
心から願っています。

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ヨハン・ハリ/著 福井昌子/訳『麻薬と人間100年の物語 薬物への認識を変える衝撃の真実』読了

NYタイムズ年間ベストセラー、「あなたが麻薬について知っていることは、すべて間違っている」
「麻薬に関わる人々の人生が生々しく描かれる。本書の知見を取り入れて、新たな政策を考える必要があるだろう」(ロス警察・麻薬取締部スティーヴン・ダウニング)
「私たちは麻薬について何も知らなかったと思わせる。100年前から始まった麻薬取締り政策により、ギャングが社会にはびこったこと。両者は補完関係であり、南米の麻薬カルテルをも生み出したこと。麻薬禁止の根拠である依存性については、様々な科学的異論があること。非犯罪化が世界的な流れである現在、実にタイムリーであり、麻薬に対する私たちの認識を変える一冊である」(タイムズ紙)
(出版社の内容紹介より抜粋)

管理の提案。

本書は欧州で活躍する英国人ジャーナリストによる一冊。
薬物について素朴な疑問を、しかし真正面から深く掘り下げられていました。
良作。

内容はバッサリ略で一言、非常に面白かったです。
それは薬物規制は多くの弊害を生みだし、
メリットよりもデメリットが遥かに多いとあったから。

またそれらの意見が積み上げられた実績・数字と、
多くの有識者の見解で十分に補完されており、
僕は目から鱗みたいな気分になりました。

麻薬ではないけれど、
アルコール依存症の僕がエラソーに言えるコトなんてありません。
(本当に申し訳ないです)
なので今回は印象に残った点を箇条書きで。

・禁酒法時代のお酒同様、規制・禁止するから、
 闇の販売が横行し、マフィアばかりが肥える。
・依存症にまでなってしまうのは、研究では10%だけ!(酒もタバコも同様)
 原因は、社会的、人間関係的な孤立であり、
 いっときの安らぎを求めて薬物に走ってしまう。
 (→なので薬物それ自体より、社会的環境の改善が重要)
・イギリスやスイスはヘロイン禁止から一転して合法化。
 医師の処方により中毒の悪化を抑制し、普通の生活を送れる人が増えている。
・そもそも依存症になる人は統計的にネグレクト等の
 家庭環境に問題がある人が非常に多い。
・規制薬物に手を出した人も、年齢を重ねると止めて行くケースが多い。

一方で、冷徹な現実もたくさんあったありました。
例えば、いわゆる麻薬撲滅運動(麻薬戦争)には
言葉を失くすコトが多かったコトも付記します。

以上、本書は薬物の、その管理について一石を投じる一冊。
薬物(依存症)の被害者には申し訳ないし、
おためごかしにしか聞こえないと思うのだけれど、
「禁止ではなく管理は、やってみる価値もあるのかな?」って思いました。
意見は色々あると思いますが、多くの方にお勧めです。

ここからは蛇足。
アメリカと同様に日本も薬物(やアルコール)に嵌る奴は最低だ。
これがマジョリティの意見だと思います。
僕もこんな立場から言える台詞ではないのだけれど、
そんな認識(依存症者は最低)をどこかで払しょく出来ません。

僕だってそうです。
やっぱり僕は最低な人間だと思います。

因みに僕がアルコール依存症になった理由。
今振り返ればそこには僕なりの事情があったのだけれど、
その程度の悩みや苦しさなんて、きっと誰にだってあるんですよね。
なので言い訳にはならないと思っています(あくまで僕の場合)。
またこれからもアルコールの問題について勉強するコトはあっても、
僕がしてしまった過ちは、一生忘れてはならない。
これだけは胸に刻んでおきたいと思います。

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酒が飲みたい

元妻から。
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たったコレぐらいで、まだ動揺するなんて。

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あの頃みたいに

先日、コチラの件で市役所に行った時のコト。
このブログでも何度も取り上げている、
僕の生涯で一番のアイドルを見かけた。

非常に驚いたし、語りたいコトは山ほどある。
けれど「言いっぱなし、聞きっぱなし」が僕達のルールだ。
多くは記せない。

それでも、彼がもう一度断酒を始めようと思った時は、
僕達のトコロに帰ってきて欲しい。
あの頃みたいに、また一緒に頑張れたら嬉しい。

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断酒ノート

17冊目。
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毎日記録しているけれど、もう意味なんてない。
ただ、時折いろんな人の顔を思い出す。
それだけだ。

開始:2012/3/18
断酒3395日目

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断酒会 2021/6/14

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明るい話題なんて一つもない。
それでも僕達はやるしかない。

開始:2012/3/18
断酒3376日目

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櫻田智也『サーチライトと誘蛾灯』読了

ホームレスを強制退去させた公園の治安を守るため、ボランティアで見回り隊が結成された。ある夜、見回りをしていた吉森は、公園にいた迷惑な客たちを追いだす。ところが翌朝、そのうちのひとりが死体で発見された!事件が気になる吉森に、公園で出会った昆虫好きのとぼけた青年・〓(えり)沢が、真相を解き明かす。観光地化に失敗した高原での密かな計画、街はずれのバーでの何気ないやりとりが引金となる悲劇…。
内容(「BOOK」データベースより)

ほとんど完璧。

本書は昆虫オタクが遭遇する5つの事件を描いた短編集。
主人公・エリ沢泉(「エリ」は「魚」偏に「入」)のとぼけた態度とは異なり、
ショートミステリィとしてはほとんど完璧な印象となりました。
良作。

ここからは一言感想を。

『サーチライトと誘蛾灯』
最近見たばかりのニュースでこんなのがありました
(こんなの→「小学生のカブトムシ研究、米学術誌に 「夜行性」覆す」
さて、エリ沢の顔は赤くなりますかな?

『ホバリング・バタフライ』
そっかぁ、蛹(さなぎ)かぁ……。でも僕もそう考えたいな。
それにしても蝶の鱗粉が蛹の時にためた老廃物だなんて!

『ナナフシの夜』
「ナナフシ」と言う名のバーで、「止まり木」、「擬態」、「進化」。
ほとんど完璧です。また色弱の不都合……と言うか失敗は、
実生活でも意外(?)と多いのです(僕の場合)

『火事と標本』
業(ごう)かも知れない。狂気かも知れない。
それでもその標本が……少なくともその標本だけは「愛」だった。
僕はそう信じます。

『アドベントの繭』
アルコール依存症の僕が、ここで発言を許されるとは思いません。
ただ申クンが繭を破って大空を飛べますように。心から願って止みません。

以上、本書はケチの付け所がない、ほとんど完璧なショートミステリィ。
昆虫を題材としてはいますが、実際的にはほとんど扱われておらず、
むしろ昆虫の生態をメタファとしていた点が秀逸でした。
虫嫌いの方にも安心してお勧め(むしろ食わず嫌いが心配)の一冊です。

蛇足です。
とある一話でキリスト教会によるアルコール依存症の支援の話がありました。
そこで協会の実名が表記されない理由は判りませんが、
僕もその協会と思われる自助グループに参加させていただいた時期があります。
そして、あの頃、それこそ乞食の様に「救い」を求めていた僕に、
惜しみなく助力を頂けたコト。この御恩は決して忘れません。
本当にありがとうございました。

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宮崎智之『平熱のまま、この世界に熱狂したい 「弱さ」を受け入れる日常革命』読了

不完全は優しさ。あきらめは許し。弱さは贅沢。自分が美しいと思うものを踏みにじらずに生きるために―。アルコール依存症、離婚を経て取り組んだ断酒。そして、手に入れた平熱の生活。退屈な日常は、いつでも刺激的な場へと変えられる。
内容(「BOOK」データベースより)

「弱さ」は免罪符ではない。

本書はアルコール依存症によるエッセイ集。
断酒(や離婚)を経て得られた平熱の世界がありました。

内容はバッサリ略で一言、良かったと思います。
それは自分を美化することもなく(謙虚を装った自慢話ではない)、
多くあった意見にも慎ましさ(≒平熱)みたいなモノがあったから。

一方で、アルコールの問題についてはほとんど語られていません。
僕はアルコール依存症をキーワードに本書を手にしたので、
この点についてはハッキリとヒザカックン。お仲間は念のためご注意を。
(ただし著者は現在も断酒継続中。間違いなく僕たちのお仲間です)

また異なるメディアに掲載されたエッセイを集めているので統一感に乏しく、
筆致?さえバラバラと感じてしまいました
また内容についても

共感出来るモノもあったし、そうでないモノもありました。

それでも最後まで “平熱” だった著者の語り口には好感しかなく、
上手く言えないのだけれど「お酒が無くても議論は出来る」。
そう著者は体現してみせていた様な気がします。

以上、本書は弱さ(含むアルコール問題)を受け入れ、
しかし盲目的、偏向的な思考とは無縁の(ごく普通の)男性視点がありました。
アルコール依存症に限らず、中年男性の方にお勧めです。

蛇足で「ヤブみ」について。
作中、著者は

「プリミティブで、残念なほど地味だが、たまらなく趣がある」ものに対して、
「ヤブみ」という言葉を使う(本文より)

とありました。
その例としてヤカン(薬缶)やタワシ(特に便所用の柄のついた奴)が
あったのですが……。
その詳細は本書をご確認していただくとして、僕のとっての「ヤブみ」は、
いまこの瞬間手にしている「紙の本」である。そう感じてしまいました。
なんせ “紙” の本なんて、いまどき時代遅れですモンね。
でもだからこそ僕には「ヤブみ」なんです。

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未成年はおつかいでもお酒を買えない

読書中、疑問になってググってみたらサブジェクト。
いやぁ~、驚きました(いまさらジロー)
イマドキの子供は隠れて飲むお酒、どうしているの?


「23時以降もお酒が買えて便利になった」
そこでオッサン(僕)は時間が止まっていました。
因みに僕が学生の頃はコンビニはないし、酒屋は閉まっている。
自動販売機ですら23時で購入できなくなっていました(タイマーで販売停止)


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断酒会 2020/12/14

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多くの方々がそうであるように、
僕たち断酒仲間にも厳しい一年だった。

またはじめよう。

お互いに声を掛け合って、
今年最後の例会を閉じる。

開始:2012/3/18
断酒3194日目

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プロフィール

yuki

Author:yuki
離婚と断酒。娘達(雉猫と白黒猫)と三人(?)の日々を綴ります。
ロックと読書好き。でも酒と煙草をやらないストレート・エッジです。

娘達
長女:える(雉猫21歳) 泣き虫で臆病。温厚だけど父ちゃんには我儘な女王様。妹がちょっぴり苦手。職業:父ちゃんの監視。

次女:ふう(白黒8歳) 暴れん坊で食いしん坊。皆が食べているものは私も食べる。お姉ちゃんともっと遊びたい。職業:父ちゃんの邪魔。
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