Little Wing

IMG_20191108_204724.jpg
お目当てのアーティストは別。それは秘密。
ただ対バンの彼等が良かった。
コントラバス、ギター、マンドリンの3ピース。
この編成で T. Rex の 20th Century Boy を演るなんて!
さらにはサブジェクトの Little Wing が良かった。
ジミヘンのミディアム・バラード。
ロック好きなあの娘の顔が頭に浮かんでしまいました。

Fly on little wing

小さな翼で、今も飛びまわっていて欲しい。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : 日常
ジャンル : 独身・フリー

Tag:one day  Trackback:0 comment:0 

村上春樹『1973年のピンボール』読了

さようなら、3(スリー)フリッパーのスペースシップ。さようなら、ジェイズ・バー。双子の姉妹との〈僕〉の日々。女の温くもりに沈む〈鼠〉の渇き。やがて来る1つの季節の終わり――『風の歌を聴け』で爽やかに80年代の文学を拓いた旗手が、ほろ苦い青春を描く3部作のうち、大いなる予感に満ちた待望の第2弾。
内容(出版社内容紹介より)

レクイエム。

本書は「鼠三部作」の2作目(1,2,3,ダンス*3
前作に引き続き、過ぎ去った青春の1ページが描かれていました。

内容はバッサリ略で一言、なんだか良かったです。
上手く言えないのだけれど、取り戻せない “過去” の引力。
その強さ、大きさみたいなモノが、
僕の遠い(そしてささやかな)記憶と重なる気がしたから。
きっとそれを「後悔」や「未練」とまとめるのは簡単だけれど、
人の心はそんなに単純じゃないですよね。
言葉に出来ないそんな想いを、本書はよく顕していたと思います。

ただ本作も「続編のセオリー」から逃れていない気がします。
前作の瑞々しさがスポイルされ、
過剰に増えた比喩は鋭さに欠けている。
全体的にやや鈍重(デコラティブ)に感じてしまいました。
それでいて熟れない筆は、まだ青い果実を想起させたりもして。

またこれは個人的なコトですが、
僕はつい最近『ノルウェイの森』を読んでいました。
なので直子のその後?や彼女の背景を
ホンの少し知っていたけれど(彼女を同一人物とするならですが)、
本書だけでは手がかりが少なすぎて、いささか不親切な気がしました。

それでも極めて個人的であり、
ある意味で温かい記憶の中にあって、

物事には必ず入口と出口がなくてはならない(本文より)

さらには

何処に行ったって結局同じじゃないかともね。
でも、やはり俺は行くよ(同じく本文より)

とあったんですよね。
それは著者が読者に向かって込めたメッセージ、
青春のレクイエムだったのではないでしょいか。
僕はもう老いてしまったけれど、これからも留まらず、
必ず出て行かなければ。

おまけ:
Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
BGM: The Beatles / Norwegian Wood (This Bird Has Flown)


『RUBBER SOUL』はビートルズの中でもかなり好きなアルバムです。
残念ながら、作中の “僕” はこれを嫌悪(?)するのだけれど、
それは一体どんな理由なのかな(作中に記述はありません)
2曲目の『ノルウェイの森』と何か関係あるのでしょうか??

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

Tag:読書  Trackback:0 comment:0 

米澤穂信『本と鍵の季節』読了

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
内容(「BOOK」データベースより)

グリマー・ツインズ

本書は高校生男子二人を主人公とした6つの短編集。
優秀な探偵二人が解明する謎に、
ほろ苦さと甘さがおよそ 9:1 となりました。

簡単に印象に残った二編をご紹介。先ずは『ない本』。
自殺した生徒が最後に手にしていた本を探すお話です。
詳細は割愛しますが、僕は本探しを依頼した長谷川先輩の心境を想い、
いっそ松倉の推理が正しければとさえ感じました。
二度と会えないならば、死んだ香田は友じゃない方がきっと良い。

もう1つは『友よ知るなかれ』。
一つ前の『昔話を聞かせておくれよ』の続きであり、その解答?編です。
こちらも詳細は割愛しますが、僕は松倉の相反する二つの感情こそ、
真の「友情」の一面でもあるのでは?そう強く感じました。
きっと甘えるだけでは駄目です。
友情には、相手に弱みを見せない見栄も必要でしょう。

以上、本書は日常系(と言うにはいささかほろ苦いけれど)の謎よりも、
二人の主人公・堀川と松倉の関係性の方が強く印象に残りました。
またミステリィでは割と珍しく、二人はほぼ同格の有能な探偵であり、
一方でお互いの不足を埋める貴重な助手でもある。
同じ友人でも、ホームズやワトソンにある様な上下はなく、
二人は全く同じステージに立つ対等な関係なんですよね。
また時には対立もする緊張関係でもあったりして。そんなところに、
僕は二人をグリマー・ツインズ(ストーンズのミックとキース)
に重ねてしまいました。

だからかな?

最終話であり前述の『友よ知るなかれ』のラストに
僕の頭にはストーンズの『友を待つ』が流れたんですよね。

But I'm not waiting on a lady
I'm just waiting on a friend


ここには書かれてない未来で、
松倉が遅刻?を叱られていれば良いな。

おまけ:
Waiting On A Friend
BGM: The Rolling Stones / Waiting On A Friend

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

Tag:読書  Trackback:0 comment:0 

PCのモニタが突然死しました

経験は割りと長いけれど、こんなのは初めてです。
PC本体を含め、環境はそれなりのフォールトトレランスを
施しているけれど、まさかモニタが死ぬとは。
僕もデイトレーダーの様にモニタも複数枚用意するべきなんですかね。
はぁ。
IMG_20190716_115811.jpg
IMG_20190716_120154.jpg
代替をアマゾンで購入。しかもプライムデーの一日前です。
本当に酷いタイミングだけれど、仕事に必要な緊急案件なので。

IMG_20190716_122214.jpg
U2 のチケット(一般発売7/20)を目標に頑張ってきたけれど、
ここで痛すぎる出費。
嘆いても仕方が無いけれど、なんでこのタイミングなのかな。
トラブルで遅れている仕事の進捗と、
どうやってチケット代を捻出すれば良いのか。
新品の画面を前に、僕の視界は不良です。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : 日常
ジャンル : 独身・フリー

Tag:one day  Trackback:0 comment:0 

はじめてのスタンプ

ラインのスタンプを貰いました。
Screenshot_20190529-021019.png
このセンスが流石だな。大好きだ。

彼女とは知り合う前に同じライブ(コチラ)に参戦していた。
運命みたいなモノさえ感じたあの頃、
こんな結末になるとは思わなかった。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : 日常
ジャンル : 独身・フリー

Tag:タラレバ娘  Trackback:0 comment:0 

村上春樹『意味がなければスイングはない』読了

待望の、著者初の本格的音楽エッセイ。シューベルトのピアノ・ソナタからジャズの巨星スタン・ゲッツの“闇の二年間”、ブルース・スプリングスティーン、Jポップのスガシカオまで、すべての音楽シーンから選りすぐった十一人の名曲がじっくりと、磨き抜かれた達意の文章で、しかもあふれるばかりの愛情をもって語り尽くされる。
内容(「BOOK」データベースより)

僕の体験。

本書は『村上春樹』による音楽評論集。
ジャンルを問わず、11人10編の興味深い考察が、
愛情あふれる村上節で綴られています。
佳作。

ブライアン・ウィルソン――南カリフォルニア神話の喪失と再生
スタン・ゲッツの闇の時代 1953-54
ブルース・スプリングスティーンと彼のアメリカ

内容はバッサリ略で一言、はぁ~良かった(しみじみ)。
正直、僕はブルース・スプリングスティーンぐらいしか
馴染みが無いし、その他は殆ど名前さえ知らない。
ザ・ビーチ・ボーイズだって廉価版のベスト(?)を
一枚持っているだけですからね?
なので作中で論じられている楽曲やアーティストの評価が
相応しいのか相応しくないのかは全く判りません。

でも曲を知らなくったって、全然大丈夫。

少なくとも僕と同年代で洋楽を愛聴していた方なら、
活字だけで “音” を聴いて育ってきたはず。
それは空想の域を全く超えないのだけれど、
それでも頭の中で再生される未知の音に、
ドキドキワクワクしてきた思います。だから全然大丈夫。

むしろ音を活字に変換する関数(ファンクション)が
あの『村上春樹』なのです。代名詞の「メタファ」は当然、
「比喩」に「見立て」といった彼一流の表現技巧が

これでもか!!

と、炸裂しています。
正直、炸裂しすぎて(?)少々飽きることもあったけれど、
それでも大好きな音楽を伝えようとする熱量に、
同じ音楽好きの端くれとして、好印象しかありませんでした。

最後に音楽の楽しみ方について。
それはシューベルトの話の中にあったのですが、
そこではクラシック音楽の楽しみ方として、

自分なりのいくつかの名曲をもち、
自分なりの何人かの名演奏家を持つことにあるのではないだろうか。
それは場合によっては、世間の評価と合致しないかもしれない。
でもそのような「自分だけの引き出し」を持つこと(本文より)

とありました。
さらにはその「個人的引き出し」について意見が続くのですが……。
その詳細は本書をご確認していただくとして、
僕はこの箇所、音楽の楽しみ方に、本書で覚えた数多い共感の中でも、
一番強く著者とハイタッチしたくなったんですよね。
それは僕も僕だけの体験を持っているからです
(エラソーにスミマセン)。

僕は音楽の才能なんてこれっぽちもないし、
クリエイタですらありません。

けれど、臆面も無く言わせてもらえるなら、
僕の体験、僕の音楽はこの世界に唯一つ、けれど確実に存在します。
それはこれからも僕を温める、記憶みたいなモノだと感じています。

おまけ:
Hungry Heart
BGM: Bruce Springsteen / Hungry Heart

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

Tag:読書  Trackback:0 comment:0 

ストーンズはリトマス紙

「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」のお土産で頂きました。
IMG_20190512_063916.jpg
IMG_20190512_063936.jpg
トートバックとポストカード。

IMG_20190512_065551.jpg
IMG_20190512_065558.jpg
IMG_20190512_064928.jpg
カードにある東京ドームは僕も参戦しています(コチラ
だから余計に嬉しい。本当にありがとう。

おまけ:

『ストーンズはリトマス紙』

若い頃ストーンズやビートルズを聴いてピンときたかどうか。
それがロックファンかどうかをはかる試薬となる。

「ストーンズはリトマス紙」と彼女は言う。

もしもロックで色が付くならば、それはたぶん紫だ。
そして僕達はストーンズのリトマス紙に反応した、
夏の終わりにプールを上がらない子供。
唇を紫にしながら笑っている。

僕達ロックファンは「いい歳なのに」という多分の恥ずかしさと、
「この歳になっても」という微かな誇りみたいなモノを持っている。
どんなに馬鹿にされても好きなモノは好き。
そんな愚者の矜持を二人は共有していたのに。

でも僕達はこれからもきっとどこかで繋がっている。
どんなに離れていても、大人に呆れられても、
夏の終わりに唇が紫になっても、震える身体で笑っている。
それがストーンズのリトマス紙に反応してしまった、
ロックファンの僕達だ。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : 日常
ジャンル : 独身・フリー

Tag:タラレバ娘  Trackback:0 comment:0 

THE SLUT BANKS 『“切り裂きノイズ” ツアー』 (5/11 吉祥寺ROCK JOINT GB)

image2_20190512121725296.jpeg
最高の夜だった。

image12.jpeg
やっぱり忘れられない。

おまけ:
IMG_20190512_111053.jpg
IMG_20190512_110908.jpg
IMG_20190512_110925.jpg
IMG_20190512_111009.jpg
ツアータオル(NOIZ THE RIPPER)を頂きました。
彼女が自分用に買ったモノなのに……。
恐縮至極だけれど、お気持ちだと思って遠慮なく頂きます。
ありがとう、ずっと大切にします。
IMG_20190512_110931.jpg
前回のタオル(ダイレクトテイスト)と同じく、
ずっとここに飾っておきます。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : 日常
ジャンル : 独身・フリー

Tag:one day  Trackback:0 comment:0 

忌野清志郎『ネズミに捧ぐ詩』読了

キヨシロー復活! 未発表・書き下ろし最新刊
1988年2月、親父の死をキッカケに清志郎は筆をとる。実母への溢れ出る想いを、繊細かつ瑞々しい筆致で綴った詩と日記による私小説。執筆から26年、四半世紀を経て、永遠のブルースマンが贈る待望の新刊、堂々刊行! (装画=百世)
内容(出版社内容紹介より)

彼女も母です。

本書は詩と日記で家族への愛を綴った一冊。
繊細で敏感で、今にも壊れそうなほど純粋な愛が
清志郎・節の短いフレーズの中に込められていました。
傑作。

内容はバッサリ略で一言、最高です。
ロックも糞も関係なく、木の股から生まれた人や、
クローン人間以外は問答無用でお勧めです。

ここからいきなりの蛇足。
昨日のエントリ(コチラ)の続きになりますが、
あれから実母への愛が綴られていると言う本書を急いで借りました。
結果、

涙がどんどん出てきちゃうのさ(本文より)

となりました。僕には母なんて存在しないけれど、
きっと清志郎の気持ちはこんなんじゃないのかな?って。
苦しさと共にちょっとだけ理解できた様な気がします。

短い作品の中に語りたいことは山ほどあります。
ですがここではひとつだけ。

昨日の『デイ・ドリーム・ビリーバー』が
会えなかった亡き実母を歌っていたように、
本書には育ての母へむけた
『おふくろが死んだとき』の一遍がありました。

内容は控えます。

でも彼女のお葬式での喪主の挨拶。
そこで清志郎がたったひとつだけ言いたかったコトに、
僕のナニかは限界を超えてしまいました。

赤の他人が母子を語る無礼をお許しください。

でも彼女は育てと言えど、絶対に絶対に清志郎の母親です。
彼女の愛に育まれたから清志郎は “生まれた” んだと
僕は確信することが出来ました。

最後に。
37歳まで知らなかったとはいえ、
清志郎は母の大きな愛を二つも与えられていたんですからね?
彼の歌が心に刺さるのも納得です。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

Tag:読書  Trackback:0 comment:0 

ザ・タイマーズ『デイ・ドリーム・ビリーバー』

サブジェクトの名曲が、実は母親のことを歌っていた。

僕は寡聞にして全く知らず、
4/24の読売新聞の編集後記ではじめて知りました。

ずっと元・恋人のコトだと思っていました。

でも歌詞にある『彼女』を『母』としてこの曲を聴いてみると、
僕は胸が張り裂けそうな、そんな気分になりました。

僕には実も育ても母と呼べる人は一人もいないけれど、
清志郎の会えなかった母(実母)に対する想いに、
視界が歪んでしまいます。

あぁ、清志郎って、ロックって。
本当に最高だ。

おまけ:
デイ・ドリーム・ビリーバー
BGM: ザ・タイマーズ / デイ・ドリーム・ビリーバー

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : ロック
ジャンル : 音楽

Tag:one day  Trackback:0 comment:0 

プロフィール

yuki

Author:yuki
離婚と断酒。娘達(雉猫と白黒猫)と三人(?)の日々を綴ります。
ロックと読書好き。でも酒と煙草をやらないストレート・エッジです。

娘達
長女:える(雉猫18歳) 泣き虫で臆病。温厚だけど父ちゃんには我儘な女王様。妹がちょっぴり苦手。職業:父ちゃんの監視。

次女:ふう(白黒5歳) 暴れん坊で食いしん坊。皆が食べているものは私も食べる。お姉ちゃんともっと遊びたい。職業:父ちゃんの邪魔。
月別アーカイブ
ユーザータグ

読書(1123)
(711)
one_day(603)
ex_girlfriend(341)
ロックンロール(215)
my_ex(212)
アルコール依存症(189)
タラレバ娘(131)
縦結びの人(41)
自転車(39)

検索フォーム
FC2カウンター