える坊は仕事中

サボっていると
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はいはい、
父ちゃんも仕事に戻ります……。

※える坊のお仕事は父ちゃんの監視です。

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白河三兎『他に好きな人がいるから』読了

彼女は重力を無視するかのように、
ふわりと僕の前に降り立った―「屋上へ何をしに来たの?」
それが白兎のマスクを被った君との、初めての出逢いだった…。
ひりつく痛みと愛おしさが沁み渡る青春恋愛ミステリー。
内容(「BOOK」データベースより)

兎頭鼠尾。

本書は兎のマスクを被った謎の少女と、目立たない少年の物語。
承認欲求と閉塞感を上手に扱っており、それなりに読ませます。

インスタグラムでインフルエンサーを目指す
父の事故死と同級生の謎の死
そして
何もしないアシスト

前半、過激な写真を求める兎人間と、
彼女を守ろうとする少年・坂井君の
不可解で奇妙な関係は一定以上の興味を惹きました。
さらには中盤、坂井君の言動の秘密が明かされ、
少なからず驚きを覚えました。それは一人称を利用した
ちょっとした反則な気がしないでもないけれど、
中弛みを引き締め、終盤へと期待を繋ぎました。
けれど本作はここまでです。
各章のタイトルに習えば(全て兎に関する語句となっています)
竜頭蛇尾ならぬ兎頭鼠尾。尻すぼみで終わってしまいました。

ネタバレを避けます。
が、兎人間の正体は兎も角(←1章のタイトルです^^)
それに繋がる風邪の伏線は見苦しいし、落胆しました。
また現代に戻った坂井君の行動は「ありえない!」の一言です。
女性の風船を見てもなお “何もしない” だなんて……。
あの時、君から風船を貰った兎人間の台詞、

「しっかり掴んでいて」(本文より)

を、もう一度思い出しやがれ!!

ここからは蛇足です。
僕が初めて著者に触れた『私を知らないで』は衝撃的でした。
素晴らしい作家に出会えたと、震えるほど感動しました。
またその後に『ふたえ』を読み、その思いは確信に変わりました。
けれどそれから読んだ他の作品からは
未だ上記二作と同等以上の感動を得られていないんですよね。
最初に触れたのが傑作だったと言う不運(?)もあるけれど、
僕にとって『白河三兎』が兎頭鼠尾になってしまうこと、
危惧しています。

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ZIGGY『2017』

O-EAST には行かない。

そう決めた筈なのに
またスケジュールを見てしまう。

ニューアルバムを聞きながら

ZIGGY は音源だけじゃ満足できない。
惚れてしまった者の弱みだ。

おまけ:
うたた寝の途中
BGM: ZIGGY / うたた寝の途中


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モブ・ノリオ『介護入門』読了

29歳、無職の〈俺〉。
寝たきりの祖母を自宅で介護し、大麻に耽る――。
饒舌な文体でリアルに介護と家族とを問う、衝撃のデビュー作。
内容(出版社内用紹介より)

質量を持った激情。

本書は第131回(平成16年度上半期)芥川賞受賞作。
介護を通した若者の叫びに只々圧倒されました。
傑作。

内容はバッサリ略で一言、凄い小説です。
読書数は少ないのですが、
芥川賞の中から一つだけ選べといわれたら
今なら迷い無く本書を挙げます。

テーマ、内容、文体、構成

いずれも衝撃と言うより、圧倒的な質量を感じました。
ページ数は少ないけれど、読書中は多くの体力を要求されるし、
読了後は胃に鈍い重みが残ります。
けれどそれは不快感とはちょっと違っていて……。

きっと危惧される方も多いと思うけれど(僕がそうでした)、
本作は異端ではありません。むしろゴリゴリの正統派。
文体が “ヒップホップ” と宣伝され
ユニークさを前面に出されていましたが、
正直最悪なアオリだったと思います。
また、

どうせ若者の幼い主義主張や、
偏った価値観の垂れ流しなんだろ?

と安易に取り組むと、こちらがヤラレマス。
『怨』だけではなく『愛』が伴って初めて
激情には質量が発生すること。僕ははじめて知りました。

最後に。
「介護」については言及を控えます。
けれど(主人公の)祖母の悲しみだけではない日常に、
父の晩年を弟と二人、男手だけで拙く支えてしまった僕も、
少しだけ救われた様な気がします。

おまけ:
激情
BGM: THE DUST'N'BONEZ / 激情

※ 奇しくも上記 CD のタイトルは『LOVE/HATE』。
  本書のテーマと同じく “愛と憎しみ” です。

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UNDER THE FOGGY MOON

自転車で走ってきた。
BGM は THE GROOVERS / Groovism
するとタラレバ娘は
Under the foggy moon が好きだと言う。
FJ310401_2017102615342917e.jpg
月は見えなかった。
けれどまだ夜が残る霧の中を走った事。
何故か彼女に伝えないまま、今日はお終い。
明日になれば会えるから

淡い期待を胸にしまい 目を閉じる

おまけ:
UNDER THE FOGGY MOON
BGM: THE GROOVERS / UNDER THE FOGGY MOON

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父ちゃんは布団の下で

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お休み前のひと時。
優雅に家族でまったり……

IMG_20171017_183516 - コピー (2)
に見えても、布団の下ではご覧の通り。
父ちゃん、結構しんどいです(笑)

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村上春樹『パン屋再襲撃』読了

堪えがたいほどの空腹を覚えたある晩、彼女は断言した。
「もう一度パン屋を襲うのよ」。
それ以外に、学生時代にパン屋を襲撃して以来
僕にかけられた呪いをとく方法はない。
かくして妻と僕は中古カローラで、
午前2時半の東京の街へ繰り出した…。表題作ほか「象の消滅」、
“ねじまき鳥”の原型となった作品など、初期の傑作6篇。
内容(「BOOK」データベースより)

村上版サタイア。

本書は『村上春樹』の短編小説集。
凹凸のないサラリとした世界観は現実味に乏しく。
けれど、全てをメタファーと捉えれば意外と親近感かも?

収録された6編はどれも良かったです。ただここでは、
タラレバ娘のお勧めである表題作『パン屋再襲撃』と、
僕のお勧め『ファミリー・アフェア』について簡単に一言づつ。

まずは『パン屋再襲撃』。
当初、梶井基次郎さんの『檸檬』と似た印象を受けました。
勿論、本当に実行した本作と、空想で終わった後者では
全く意味合いが違いますよね。
なので次にボニー&クライドの『俺たちに明日はない』
が一瞬浮かんだのだけれど、やっぱり全然違っていて。
本作の隠れたテーマを乱暴に特定するなら、
僕は共産主義(労働)と資本主義(マック)を
揶揄したんだと思います。
でもそれはアジテートほど大げさなモノではなくて、
あくまでも慎ましい村上版サタイアだったと思います。

次に『ファミリー・アフェア』。
正直、著者の作品にはそぐわない直接的な愛を感じました。
告白すればちょっと感動しました。
勿論、気の利いたジョークに、赤裸々な性の会話。
おなじみの「渡辺昇」と著者一流の
シンプルでクールな世界観は健在です。
けれど僕は俗物だから、そこに安直な(でも掛替えのない)
兄妹愛を見てしまうんですよね。
メタファーは受け取り手の自由だ!と言い訳をしながら、
吐くほどお酒を飲む兄の心情に、想いを寄せてしまいました。

最後に。
本書には「消える」アイテムが多いと感じました。
それは象であったり、双子であったり、妹であったり。
最終話の猫も最後まで消えたままでしたよね。
でも僕にはそこに込められたであろうテーマ、
あるいはメタファーが何なのかは判らなくて。
ただこれらは平凡な日常に潜む、
ちょっとした落とし穴を描きたかったのかな?って感じます。
これも村上版サタイアでしょうか。

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微妙な感じ

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父ちゃんのお腹に乗ると、
える坊は僕のあちこちを舐めてくれます(顔や手)。

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でも最後は僕からえる坊へのご奉仕タイムになっちゃって。
父ちゃん、微妙な感じです。

嘘です。とっても幸せです^^

前回

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二宮敦人『最後の秘境東京藝大』読了

入試倍率は東大の3倍!卒業後は行方不明者多数?
やはり彼らは只者ではなかった。
全14学科を完全制覇!非公式「完全ガイド」誕生。
謎に満ちた「芸術界の東大」に潜入した前人未到、
抱腹絶倒の探検記。
内容(「BOOK」データベースより)

憧憬の念。

本書は東京藝大の在校生を中心にインタビューを重ね、
それらをまとめたユニークなノンフィクション。
芸術の魔境とその住人達の姿に、ただ唖然とするばかりです。
佳作。

目が見えなくなっても、片腕をもがれても
離れたくても、離れられない
人生と作品は血管で繋がっている

アーティストとしての発言には感動しました。
純粋だし、まっすぐだし、強固だし。
それはある意味、危険と隣りあわせではあるけれど、
そこは浮世を離れた世界ですからね。
こちらの世界と違ってはじめて、
意味のある(出る)部分もあるのでしょう。

一方、等身大の彼等をとらえてみれば、
僕は(僭越ではあるけれど)親近感さえ覚えます。

何かに成れると考え、何でも出来ると信じている。
けれど、
何に成れるのか疑い、何が出来るのか不安になる。

芸術における日本最高学府の生徒達だから、
いささか(?)ラディカルではあるけれど、
基本的には僕たちと何ら変わりがないんですよね。
ただ、モラトリアムから “逃げた” 僕からすれば、
彼等の覚悟みたいなモノには憧憬の念を覚えました。

ここからは蛇足。
彼等みたいな変人(失礼)は、
何も芸術の分野にだけ存在する訳ではありません。
工学の分野にもいるし、スポーツにも、政治にも、
それこそ職場やご家庭にもいると思います。
例えば僕なんかは近しい人の中にも、
言葉に賭けた詩人がいたし、優しすぎる求道者もいた。
最近ではロックと太宰好きに振り回されっぱなしだけど、
変人(失礼)とのコミュニケーションはいつだって刺激的です。
才能はもとより、彼等の姿勢にこそ学ぶことが多いです。

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吉原格子先之図

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照らされた客の好奇の顔
塗りつぶされた遊女の顔

光が隠し闇が晒す人の業

お栄は父の北斎より
光の魔術師・レンブラントより
心の闇を炙り出す。

※太田記念美術館 葛飾応為(お栄)・作

※※先日、杉浦日向子さん『百日紅』を読んだばかりなので
  非常に楽しめました。 お栄ちゃんを見直しました^^
  また主任学芸員によるスライドトークにも参加したのですが、
  こちらも大変に興味深かったです。
  TVドラマの影響か、最近は北斎ブームだそうで、
  館内は非常に賑わっていました(ありていに言えば激混みでした)が、
  北斎の浮世絵の生々しさ、応為の父を上回る見事な筆に、
  しばし時を忘れました。
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プロフィール

yuki

Author:yuki
離婚と断酒。娘達(雉猫と白黒猫)と三人(?)の日々を綴ります。
ロックと読書好き。でも酒と煙草をやらないストレート・エッジです。

娘達
長女:える(雉猫17歳) 泣き虫で臆病。温厚だけど父ちゃんには我儘な女王様。妹がちょっぴり苦手。職業:父ちゃんの監視。

次女:ふう(白黒4歳) 暴れん坊で食いしん坊。皆が食べているものは私も食べる。お姉ちゃんともっと遊びたい。職業:父ちゃんの邪魔。
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