森博嗣『森には森の風が吹く』読了

自作小説から趣味や思考にいたるまで、森博嗣100%エッセィ集。
内容(「BOOK」データベースより)

謙虚です。

本書は雑誌に寄稿した短文や他書の解説、
および書き下ろしの「自作小説のあとがき」を集めた雑文集。
他所?で発表した文章が多いせいか、
よそ行きの顔をした「森博嗣」が(も)伺えます。

書評や本に関するエッセイ
趣味に関するエッセイ
考え方、スタンスに関するエッセイ

まえがきある通り、100%ファンのための一冊です。
著者の言う

森博嗣を知らない人には、
おそらくまったく読む価値がない本である(本文より)

とは全く思わないけれど、
それでもファンへのアフター・サービスには間違いありません。
実際、本書の白眉は第1章「森語り」にある自作の解説であり、
例えば「ヴォイド・シェイパ」シリーズは既に完結している(*1)
とか、あるいは『相田家のグッドバイ』は

ほとんど事実である(本文より)

等、著者の大ファン(僕)として驚きや喜びも少なくありません。
それでも第3章「森人脈」にあった他人を賞賛する文章の切れ味、
第4章「森好み」にあった対象者・組織に対する厳しい指摘には
ファンでない方にも小さくない刺激となるでしょう。

きっと著者の態度は
世間一般で言うところの「謙虚」とは違います。

隠さないし、控えないし、恐れない。

それは著者の分析の確かさと、考察の深さ。
さらには自分(森博嗣)と言う観測地点がブレなさによる
絶対評価(相対評価の必要のなさ)によるモノ。
結果、自分を過大評価せず、
反対に過小評価もしない姿勢になったと感じます。
それを随所で(自身を発言や文章を)「謙虚」と言われると

え!?これで??

と思わないでもないけれど、
森博嗣流の「謙虚」だとは思います(笑)

前述の通り、本書はコレクターアイテムの域を出ないと思うけれど、
「森博嗣」のファンには絶対のお勧めです。

蛇足で著者の絵本『星の玉子さま STAR EGG』について。
僕は「森博嗣」の著作を9割(←謙虚に数字を控えてみました)は
拝読しているけれど(*2)、絵本は全くの手付かず。
けれど作中の「印税を受け取らない理由」を読んで、
俄然興味が沸きました。その内容は本書をご確認していただくとして、
謙虚な「森博嗣」をもってしてここまで言わしめる作品です。
早速拝読したいと思います。

*1……
実際、「森博嗣『マインド・クァンチャ』読了」のエントリで
僕は「まだ完結していない」と書いています。
そっかぁ、アレで終わりなんだ^^;

*2……
「自作小説のあとがき」を読んで不安?になったのですが、
もしかしたら僕は『どきどきフェノメノン』を未読かもしれません。
論文や絵本を除いて既刊はほぼ全て拝読しているつもりだったけれど、
漏れがあったのかな?(どきどき)

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ごめんね

カーテンを派手に破ったので叱責した。
彼女は縮こまってしまい、いつもの様に僕の胸に飛び込んでこない。
こんなところで寝てしまう。
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ごめんね。

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【記憶違い】ピンク・レディー もっと元気よく!【どんでん返し】

ピンク・レディーに

ピンク・レディー もっと元気よく♪

と言う曲があったと記憶していました。
でも先日ニコニコ動画を観ていたら
渋谷哲平さんの「ヤング・セーラーマン」に出会ったのです
コチラ。youtubeです)

あれ?
「ピンク・レディー♪」じゃなくて「In The Navy♪」??

ここで僕の記憶違いを確信します。
当時は渋谷哲平さんも大人気だったし、
ミーちゃんと結婚する予定の僕(当時9歳)が
間違えて覚えていたのも仕方ありません(開き直り)。
なんせ今でも

「In The Navy♪」は「ピンク・レディー♪」

に聴こえるのです……って、
ここまでを書いている途中に、さらに驚愕の事実を知りました!
な、な、なんと!?
ピンク・レディーには「ピンク・タイフーン」と言う曲があり、
そこでは

ピンク・レディー もっと元気よく♪

と、やっぱり歌っているのです!!(コチラ。youtubeです)
唖然坊然。ここに至って夢と現実がゴッチャになってしまいました。
しかるにウィキペディア先生に教えを請うたところ、
渋谷哲平さんの「ヤング・セーラーマン」も
ピンク・レディーの「ピンク・タイフーン」も
同じアメリカのミュージシャングループ、ヴィレッジ・ピープルの
「イン・ザ・ネイビー」のカヴァー曲だった知りました。
どうりで似ているわけだ(同じ曲です^^)

オチもなにもない駄文ではありますが、
僕のあやふやな記憶を補完できたと共に
あらためて昭和歌謡曲の素晴らしさを発見出来ました。
それにしても……

ミーちゃんはいつになったら僕をお婿さんにしてくれるのかな?
もう40年も待っているのだけれど。

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=とT

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=と

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T。
毎日こんな感じです。

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深緑野分『ベルリンは晴れているか』読了

総統の自死、戦勝国による侵略、敗戦。
何もかもが傷ついた街で少女と泥棒は何を見るのか。
1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ
米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。
ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、
ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、
ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。
内容(「BOOK」データベースより抜粋)

晴れません。

本書はドイツ人少女・アウグステを中心に「良心」の在り方を問う一冊。
無慈悲と暴力の世界にあって、
善悪と心の関係性を鋭くリアルに抉っていました。
佳作。

内容はバッサリ略で一言、読了後も決して心は晴れません。
むしろ答えのない……いや「答えようの無い」冷酷な問いを
突きつけられた気分。黒くて厚い雲が心に残ってしまいました
(決して悪い意味ではないです)。

オビの通り一応はミステリィではありますが、
それはおまけ程度でしょう。
むしろ戦争の悲劇を多方面から(しかも実際的に)描いており、
その筆に容赦が無かったのが印象的。
また少女アウグステと泥棒カフカの道中が存外に長く、
上記の通りいささか陰鬱な描写が続くので
ページをめくる速度は一向に上がらなかったです。
けれど心は本書の世界に囚われ、
途中で読書から離れても他のコトに集中出来ませんでした。

結局、アウグステをはじめ、
生き残った多くの人物の未来は晴れたのでしょうか。
また死んでしまった者を含め、多くの人物の選択は
彼等の心を、良心を、晴れ渡すことができたのでしょうか。
ネタバレを避けますが、僕は非常に疑問だし、
もっと言えば(いづれも)決して晴れるコトはないと感じました。

偽善と自己満足

答えなんてどこにもないですよね。

蛇足でカフカがラスト近くで二者択一で悩む場面。
それが何であるかは本書をご確認していただくとして、
彼の選択結果は明記も示唆もされないまま終わってしまいます。
でも僕は彼が「隣に」あった方を選ぶと
ほとんど確信しているんですよね。
世の中そんなに綺麗事ではすまないから。
因みに僕だってカフカの立場だったら絶対に悩むし、
少なくとも彼の選択がどちらであっても、
僕には彼を責めるコトなんて出来ません。
ただカフカを殺したいほど憎む人の気持ちも痛いほど判るから、
やっぱり読了後も読者(僕)の心は晴れませんでした。

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鎌倉

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明月院。

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山。

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海。

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しっかりとだらーん

える坊の左手。
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しっかりと

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だらーん。
このあと彼女はぐっすりになり。

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朝井リョウ『世にも奇妙な君物語』読了

いくら流行っているからといって、
経済的にも精神的にも自立した大人が、
なぜ一緒に住むのか(第1話「シェアハウさない」)。
その人がどれだけ「リア充」であるかを評価する、
「コミュニケーション能力促進法」が施行された世界。
知子のもとに、一枚の葉書が届く(第2話「リア充裁判」)。
親のクレームにより、幼稚園内で、立っている金次郎像が
座っているものに変えられた!(第3話「立て!金次郎」)。…
そしてすべての謎は、第5話「脇役バトルロワイアル」に集約される。

策士策に溺れる。

本書は独立した奇妙な短編4話と、
それらが集約される1話の合計5話からなる短編集。
タモリさんでおなじみのTVドラマ「世にも奇妙な物語」よろしく、
ちょっぴりブラックなお話が描かれています。

内容はバッサリ略で一言、期待した分はありました。
いづれもちょっと現実離れした話ではありますが、
身近にある「闇」を上手く扱っており、短編として上々です。
特にピリリッとスパイシーなオチは見事だと思いました。

ただし、最終話は要りません。

ネタバレになるので控えますが、
それまでの引き締まった世界を全て台無しにしており、
本作の価値を著しく毀損していたと感じます。
もう少しだけ補足すれば

策士策に溺れる。

になるのかも。
返す返すも本作を4話までで終わらせなかったこと、
残念で仕方がありません。

蛇足でとある女優さんについて。
これまたネタバレになるので多くは書けないのですが、
僕は本作に登場する人物の多くに(およそ5割)、
実在の芸能人をイメージすることが出来ました。
中でも『13.5文字しか集中して読めな』(←『い』は入りません)
に登場する板谷夕夏には明確にとある女優を重ねました。
その女優とは吉田羊さん。四十代の母親でありながら、
仕事が出来る美貌のキャリアウーマンだなんて、
吉田さんにピッタリだと思いませんか?
って、ここまででもうお察しかと思いますが、
僕も割りと吉田さんのファンでして(笑)
勿論、ブラウン管(液晶or有機el)を通してしか知らないから、
あくまでもルックスがタイプ(の一つ)って意味。
作中の板谷夕夏や、吉田さんが演じる様な女性上司が実在したら、
僕は出来るだけ係わりを避けたい……が本音かも^^;

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眼鏡のレンズ交換

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3240円。
昔に比べたら信じられないほど安い。
僕の収入はもっと安く(低く)なったけれど。

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「にけつッ!!」の公開録画に行ってきました。

ちょっと前になるけれど、
タイトルの通りヨシモト∞ホールへ行ってきました。
当然、番組やトークの内容については語れないけれど、
前説の「てつみち」さんが割りと面白かったのが印象的。
芸人って、私生活も破天荒?なんですねぇ~(笑)
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プロフィール

yuki

Author:yuki
離婚と断酒。娘達(雉猫と白黒猫)と三人(?)の日々を綴ります。
ロックと読書好き。でも酒と煙草をやらないストレート・エッジです。

娘達
長女:える(雉猫17歳) 泣き虫で臆病。温厚だけど父ちゃんには我儘な女王様。妹がちょっぴり苦手。職業:父ちゃんの監視。

次女:ふう(白黒4歳) 暴れん坊で食いしん坊。皆が食べているものは私も食べる。お姉ちゃんともっと遊びたい。職業:父ちゃんの邪魔。
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