明太子



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東山彰良『路傍』読了
二十八のいま、輝いて見えるものなんか、なにひとつない。学もカネも仕事もない船橋のビート・ジェネレーションが房総半島を突っ走る。これが2008年の『オン・ザ・ロード』だ。
内容(「BOOK」データベースより)
漢字一文字で言うなら、愚。もしくは、狂。もしくは、快。
本書はデタラメ・コンビが活躍(?)する連作ハードボイルド。
千葉県船橋市を舞台に、パンキッシュな世界が描かれていました。
内容はバッサリ略で一言、面白かったです。
それはデタラメな中にも哲学的な一文や、
無気力の中にもガムシャラな生命力があったから。
正直、リアリティは皆無であり、
ハッキリと若者向けの内容だと思うけれど、
映画を楽しむようにオッサン(僕)にも楽しめました。
(ブライアン・アダムスだけはオッサン向けかな?^^)
因みに本書は権威ある「大藪春彦賞」を受賞しており(第11回)、
カテゴリがハードボイルドであるコトに間違いありません。
それでもアウトロー成分よりコメディ成分の方が多目な印象であり、
その比率はおよそ 1:2 と言ったところでしょうか。
また個人的には主人公の “俺” と喜彦は
映画『チ・ン・ピ・ラ』の柴田恭兵さん、
ジョニー大倉さんをそれぞれ想起させました。
あの映画が好きな方なら、本書はそれほど外さないと思います。
蛇足で漢字一文字のお遊び(?)について。
それはソープ嬢の花ちゃんが毎回 “俺” に対して
「ホニャララを漢字一文字で言うなら何になる?」
って問いかけるお遊びです。
で、このお遊びで(僕なりに)本書を顕したのが冒頭の一文。
ついで(?)に舞台となった『船橋』をお題とするなら……
漢字一文字で言うなら、終。もしくは、疲。もしくは、眠。
になるのかな。
京葉線や武蔵野線を利用するサラリーマンの方なら、
なんとなくご理解いただけるんじゃないかと思います。
内容(「BOOK」データベースより)
漢字一文字で言うなら、愚。もしくは、狂。もしくは、快。
本書はデタラメ・コンビが活躍(?)する連作ハードボイルド。
千葉県船橋市を舞台に、パンキッシュな世界が描かれていました。
内容はバッサリ略で一言、面白かったです。
それはデタラメな中にも哲学的な一文や、
無気力の中にもガムシャラな生命力があったから。
正直、リアリティは皆無であり、
ハッキリと若者向けの内容だと思うけれど、
映画を楽しむようにオッサン(僕)にも楽しめました。
(ブライアン・アダムスだけはオッサン向けかな?^^)
因みに本書は権威ある「大藪春彦賞」を受賞しており(第11回)、
カテゴリがハードボイルドであるコトに間違いありません。
それでもアウトロー成分よりコメディ成分の方が多目な印象であり、
その比率はおよそ 1:2 と言ったところでしょうか。
また個人的には主人公の “俺” と喜彦は
映画『チ・ン・ピ・ラ』の柴田恭兵さん、
ジョニー大倉さんをそれぞれ想起させました。
あの映画が好きな方なら、本書はそれほど外さないと思います。
蛇足で漢字一文字のお遊び(?)について。
それはソープ嬢の花ちゃんが毎回 “俺” に対して
「ホニャララを漢字一文字で言うなら何になる?」
って問いかけるお遊びです。
で、このお遊びで(僕なりに)本書を顕したのが冒頭の一文。
ついで(?)に舞台となった『船橋』をお題とするなら……
漢字一文字で言うなら、終。もしくは、疲。もしくは、眠。
になるのかな。
京葉線や武蔵野線を利用するサラリーマンの方なら、
なんとなくご理解いただけるんじゃないかと思います。



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弛緩



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武藤正敏『韓国人に生まれなくてよかった』読了
なぜいま文在寅なのか!開いた口がふさがらない!北朝鮮にすり寄り、反日を叫ぶ大統領に日本は強い決意で臨むしかない。
内容(「BOOK」データベースより)
お隣に生まれた僕らは?
本書は元・在大韓民国特命全権大使による一冊。
巷に溢れる薄っぺらな嫌韓本とは異なり、
韓国への理解と期待が十二分にありました。
内容はバッサリ略で一言、とても面白かったです。
普段なら手にするコトはない分野ではあるけれど、
図書館の休館もあって知人から借りたままの本書にトライ。
結果、想像以上の満足となりました。
機微に触れるので多くは控えます。
それでも著者が指摘する
願望が事実を曲げてしまう韓国人の癖(yuki意訳)
は、少なくない日本人の思いを代弁しているように感じました。
また「親北」しか頭にない文在寅大統領に対する見解は、
浅学な僕にとって非常に有意義なモノとなりました。
直近では北朝鮮の金正恩の容態が騒がれています。
他人が(韓国が、北朝鮮が)どうなろうと僕に意見は無いし、
タイトルの『韓国人に生まれなくてよかった』とも別に思わない。
けれど現実に差し迫った危機として、
韓国のお隣に生まれた僕ら日本人はどうするべきか?
それぐらいは考える必要があるかも知れませんね。
なんせ文在寅は「親北」と同じぐらい
「反日」でコリ固まった人物なのだから。
本書は著者の韓国への理解と期待と比例して、
その指摘も厳しさを増しています(愛情の裏返し)。
右も左もなく、多くの日本人にお勧めです。
前述の通り、本書は知人に借りました。
この方は職業柄、韓国に対して大きな不満を持っている筈なのだけれど、
常に紳士的な態度であり続けているんですよね。
大きな声じゃ言えないけれど、本書や嫌韓本なんかより、
僕はこの方に学ぶところの方が多いです。
って、早く本書を返さなきゃ(焦)
内容(「BOOK」データベースより)
お隣に生まれた僕らは?
本書は元・在大韓民国特命全権大使による一冊。
巷に溢れる薄っぺらな嫌韓本とは異なり、
韓国への理解と期待が十二分にありました。
内容はバッサリ略で一言、とても面白かったです。
普段なら手にするコトはない分野ではあるけれど、
図書館の休館もあって知人から借りたままの本書にトライ。
結果、想像以上の満足となりました。
機微に触れるので多くは控えます。
それでも著者が指摘する
願望が事実を曲げてしまう韓国人の癖(yuki意訳)
は、少なくない日本人の思いを代弁しているように感じました。
また「親北」しか頭にない文在寅大統領に対する見解は、
浅学な僕にとって非常に有意義なモノとなりました。
直近では北朝鮮の金正恩の容態が騒がれています。
他人が(韓国が、北朝鮮が)どうなろうと僕に意見は無いし、
タイトルの『韓国人に生まれなくてよかった』とも別に思わない。
けれど現実に差し迫った危機として、
韓国のお隣に生まれた僕ら日本人はどうするべきか?
それぐらいは考える必要があるかも知れませんね。
なんせ文在寅は「親北」と同じぐらい
「反日」でコリ固まった人物なのだから。
本書は著者の韓国への理解と期待と比例して、
その指摘も厳しさを増しています(愛情の裏返し)。
右も左もなく、多くの日本人にお勧めです。
前述の通り、本書は知人に借りました。
この方は職業柄、韓国に対して大きな不満を持っている筈なのだけれど、
常に紳士的な態度であり続けているんですよね。
大きな声じゃ言えないけれど、本書や嫌韓本なんかより、
僕はこの方に学ぶところの方が多いです。
って、早く本書を返さなきゃ(焦)



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キッチンハイター

はじめて試しました。
頑固な茶渋の99%は落ちたけれど、正直残りの1%が残念。
積み重ねた茶渋の年月を想います。
※
それにしてもキッチンハイターって安いんですね!
1リットル100円ちょっとで驚いちゃいました(だから買った)。
また塩素の匂いで頭が痛くなっちゃって。
慌てて風呂場に退避です。



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それぞれの時間



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川上弘美『ぼくの死体をよろしくたのむ』読了
彼の筋肉の美しさに恋をした“わたし”、魔法を使う子供、猫にさらわれた“小さい人”、緑の箱の中の死体、解散した家族。恋愛小説?ファンタジー?SF?ジャンル分け不能、ちょっと奇妙で愛しい物語の玉手箱。
内容(「BOOK」データベースより)
玉石混交。
本書は多彩なショート・ショート18編を収めた一冊。
ストーリやオチは勿論、意味さえ判らない話が多数でしたが、
いくつかはなんとも言えない趣がありました。
内容はバッサリ略で一言、案外悪くありません。
ただし前述の通りナンセンス?な話が多いので、
好き嫌いがハッキリと分かれる一冊だと思います。
因みに僕の感想は、各話の良と不可の割合がおよそ1:5。
トータルで「案外悪くない」となりました。
ここからは幾つかを簡潔に。
『鍵』と『銀座 午後二時 歌舞伎座あたり』
ななおの銀のダンベルは何キロなのかな?(かなり重そう)
『二人でお茶を』
僕は気をつけてないんだけどなぁ。
『バタフライ・エフェクト』
厳密には単語の意味が違うけれど、とても良かった。
『お金は大切』
こんな呪いなら10%ぐらい掛かってみたい。
『いいラクダを得る』
偶蹄目と同じくらい霊長目も判りません。佳作。
『土曜日は映画を見に』
本作で一番。小西さんが羨ましい。
『スミレ』
“ふわり” って、とても実感です。
『無人島から』
恒子さんの言葉、これ以上はありません。
『廊下』
思い出せなくて良いと思います。
以上、なんだか狐に摘まれた感じが残らないでもないけれど、
やっぱり『川上弘美』は良いなぁ、と感じる一冊でした。
内容(「BOOK」データベースより)
玉石混交。
本書は多彩なショート・ショート18編を収めた一冊。
ストーリやオチは勿論、意味さえ判らない話が多数でしたが、
いくつかはなんとも言えない趣がありました。
内容はバッサリ略で一言、案外悪くありません。
ただし前述の通りナンセンス?な話が多いので、
好き嫌いがハッキリと分かれる一冊だと思います。
因みに僕の感想は、各話の良と不可の割合がおよそ1:5。
トータルで「案外悪くない」となりました。
ここからは幾つかを簡潔に。
『鍵』と『銀座 午後二時 歌舞伎座あたり』
ななおの銀のダンベルは何キロなのかな?(かなり重そう)
『二人でお茶を』
僕は気をつけてないんだけどなぁ。
『バタフライ・エフェクト』
厳密には単語の意味が違うけれど、とても良かった。
『お金は大切』
こんな呪いなら10%ぐらい掛かってみたい。
『いいラクダを得る』
偶蹄目と同じくらい霊長目も判りません。佳作。
『土曜日は映画を見に』
本作で一番。小西さんが羨ましい。
『スミレ』
“ふわり” って、とても実感です。
『無人島から』
恒子さんの言葉、これ以上はありません。
『廊下』
思い出せなくて良いと思います。
以上、なんだか狐に摘まれた感じが残らないでもないけれど、
やっぱり『川上弘美』は良いなぁ、と感じる一冊でした。



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緑茶



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小林章『フォントのふしぎ』読了
欧米で撮った写真270点とコラム70本でひもとく知られざる欧文フォントの秘密。
内容(「BOOK」データベースより)
愛おしい。
本書はフォントのトリビアを扱った一冊。
デザインの奥深さと、秘められた意図に感銘を受けました。
佳作。
内容はバッサリ略で一言、はぁ~面白かった!
フォント(≒活字)と言えば、毎日の様に目にしていますが、
その目的や来歴を考えたことなんて、ほとんどありません。
「これは格好良いな」とか「これはちょっとダサいな」とか。
ただ漠然と感じることが精精です(僕の場合)。
それでも、著者のフォント愛(?)に満ちたウンチクは
僕の貧しいフォントへの関心を大いに刺激したんですよね。
たかが(←失礼)フォント一つにここまで意味があるなんて!
因みにフォントのデザインに必要なのは、
作成者の美的センスだけではありませんでした。
銅販印刷、活版印刷、そしてデジタル。
その時代の変化と歴史を色濃く受け継いでいたんですよね。
で、このちょっとした浪花節?みたいな感じ。
朴念仁な僕でもフォントを『愛おしい!』って
ちょっと思っちゃいました(笑)
勿論、著者ほど偏執的な愛≒ヘンタイ(←褒め言葉)ではないけれど、
これから街でみかけるフォント一つ一つを
じっくり観察しちゃうと思います(笑)
最後に。
本書は一つのフォントにつき見開き一つ。
写真と解説がセットになって完結しています。
非常に読みやすいし「あっ!」と言う間に読み終えてしまいます。
活字の苦手な方(ダブルミーニング)にもお勧めです。
蛇足で丸文字について。
フォントときいて、僕はアップルの次に丸文字が浮かびました。
理由は中学二年生の時、
同級生の女の子の書いた丸文字をみて衝撃を受けたから。
これ以上は控えるけれど、
あの星空のレターセットに書かれた丸文字は
一体どこに行っちゃったのかな?
人生に何度もあった引越しで失くしたと思うのだけれど、
僕の大切な大切な思い出です。
内容(「BOOK」データベースより)
愛おしい。
本書はフォントのトリビアを扱った一冊。
デザインの奥深さと、秘められた意図に感銘を受けました。
佳作。
内容はバッサリ略で一言、はぁ~面白かった!
フォント(≒活字)と言えば、毎日の様に目にしていますが、
その目的や来歴を考えたことなんて、ほとんどありません。
「これは格好良いな」とか「これはちょっとダサいな」とか。
ただ漠然と感じることが精精です(僕の場合)。
それでも、著者のフォント愛(?)に満ちたウンチクは
僕の貧しいフォントへの関心を大いに刺激したんですよね。
たかが(←失礼)フォント一つにここまで意味があるなんて!
因みにフォントのデザインに必要なのは、
作成者の美的センスだけではありませんでした。
銅販印刷、活版印刷、そしてデジタル。
その時代の変化と歴史を色濃く受け継いでいたんですよね。
で、このちょっとした浪花節?みたいな感じ。
朴念仁な僕でもフォントを『愛おしい!』って
ちょっと思っちゃいました(笑)
勿論、著者ほど偏執的な愛≒ヘンタイ(←褒め言葉)ではないけれど、
これから街でみかけるフォント一つ一つを
じっくり観察しちゃうと思います(笑)
最後に。
本書は一つのフォントにつき見開き一つ。
写真と解説がセットになって完結しています。
非常に読みやすいし「あっ!」と言う間に読み終えてしまいます。
活字の苦手な方(ダブルミーニング)にもお勧めです。
蛇足で丸文字について。
フォントときいて、僕はアップルの次に丸文字が浮かびました。
理由は中学二年生の時、
同級生の女の子の書いた丸文字をみて衝撃を受けたから。
これ以上は控えるけれど、
あの星空のレターセットに書かれた丸文字は
一体どこに行っちゃったのかな?
人生に何度もあった引越しで失くしたと思うのだけれど、
僕の大切な大切な思い出です。



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1階に引越し(コタツを仕舞いました)



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