最近買ってよかったもの

ボディタオル。
ナイロン製なのだけれど、泡立ちが非常に良くてびっくり。
しっかりと洗えるのに、滑らかな肌触りで大満足です。
昔からずーっとあるボディタオルでも、進化し続けているんだなぁ。

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腕まくら

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布団の中。いつもちょっとだけ顔を出します。
息が苦しい?それとも暗いのコワい?

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木内一裕『アウト&アウト』読了

探偵見習いで元ヤクザ。矢能が呼び出された先で出くわしたのは、死体となった依頼主と妙な覆面を被った若い男。図らずも目撃者となり、窮地に追い込まれた矢能。しかし覆面男は意外な方法で彼を解放した。これが周到に用意した殺人計画の唯一の誤算になることも知らずに。最も危険な探偵の反撃が始まる。
内容(「BOOK」データベースより)

バッド vs バッド。

本書は殺人事件に巻き込まれた探偵を描いた作品。
悪党の微かな誠心と、良識とされる政治家の巨きな欺瞞。
その対決がありました。
1,2,3,4

内容はバッサリ略で一言、ひゃあ~面白かった!
物語は暴力と犯罪を下敷きにしてはいるのだけれど、
それほど嫌悪や背徳を感じるコトはありません。
本作も『木内一裕』一流の速くて、軽くて、刺激的な筆を堪能しました。

ただ主人公の矢能はやっぱり悪党だと思います。
足を洗ったとは言え、結局はウラ社会にどっぷり溶け込んだママだし、
オモテ社会のルールを(今も)守れない。
たとえば矢能はとあるシンポジウムにおいて、
女性が確保している席を強引に奪いとってしまいます。
さらには両隣の男性二人も恐喝で立ち去らせてしまいました。
で、この箇所。もし僕が座席指定のコンサートや映画館で
同じ目にあったとしたら……と頭に浮かんでしまい、
矢能への不快感が拭えなくなってしまったんですよね。
人間的な部分も微かにみせるのだけれど(それはそれで魅力的です)
それだけでほだされてしまうには、僕は歳をとりすぎてしまいました。
せめて矢能が栞ちゃんを裏切らない事。あの約束が守られる事。
切に願うばかりです(実は心配はしていないけれど^^)。

以上、本書はダークヒーローが悪と対峙する極上のエンタメがありました。
強いて言えばノワール作品だけれど、
脳ミソが1ミリも動かなくても楽しめます。
心身ともに疲れている時、特にお勧めです。

蛇足でクリントンについて。
作中、数馬は犯行時にクリントンのマスクで顔を隠していたのですが、
そのマスクは

バカ面をした白人
乱杭歯を剝き出しにして笑っている知能指数が低そう
(共に本文より)

とあって、僕はすっかりビル・クリントンがモデルだと考えました。
ただ読後に「クリントン マスク」でググってみたら、
検索されるのはほとんどヒラリーのモノばかりだったんですよね。
ちょっと驚いてしまいました。因みに上記検索ワードで
ヒラリーの次にヒットするのが何故かトランプのマスク。
また僕が探していた(?)ビルのそれはおよそ 2% のヒット率しかありません。
前々回のアメリカ大統領選が如何に大きなイベントだったのか。
僕の時代遅れを棚に上げて、思わず感心しちゃいました。

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毛づくろい

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「シャリシャリ」って音が聞こえます。

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車谷長吉『愚か者-畸篇小説集-』読了

お前も勉強しないで、あそんでいると、くるまたにさんみたいになってしまうよ。生きることの修羅と恥辱。赤裸の私小説31篇。
内容(「BOOK」データベースより)

「愚」ではないけれど。

本書は『車谷長吉』による31の掌編を収めた一冊。
奇妙奇天烈、摩訶不思議どころか、
ほとんど意味不明の世界がありました。

内容はバッサリ略で一言、全然判らない(笑)
僕は著者の『赤目四十八瀧心中未遂』が好きで、
以後も似たような作品を期待して著作を手にしているのだけれど、
本書は全く違っていました(笑)
ただ、全体的にストーリィってナニ?って感じではあるけれど、
作品に横溢する空気みたいなモノは決して悪くありません。
それでも、ほとんどのメタファに
明確な意図があったとも思えないのだけれど(笑)

印象に残ったのは『トランジスターのお婆ァ』、
『母の髪を吸う松の木の物語』、『ある田舎町の老妓の話』。
いづれもアクの強い老女が登場しており、
老女の悪口(?)を書かせたら著者の右に出るものは居ない。
改めてそう感服いたしました。
著者に老いた女性への悪意はないと思うんですけどね。
ただちょっと見下げている様には感じます。

以上、本書はオビにある「私小説」とは正反対の
ある意味で幻想小説(ばかり)がありました。
同様にタイトルにあった「愚」よりも、
「畸」な者たちばかりだった様にも感じます。
それが良い悪いかではなく、
「畸」が苦手な方はパスしても良いかもしれません。

蛇足でフウセンカズラについて。
それは『ママのおともだち』の一遍にあったのですが、
この作品だけはフウセンカズラに込められたであろうメタファを、
ある程度ハッキリと想像することができました。
僅か2ページの作品なのでこれ以上は控えますが、
パパには同情を禁じえません。

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アピール その2

前回
足元で猛烈アピールを続ける妹さん。
そんな時、お姉ちゃんは遠くから父ちゃんをみつめています。
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妹がいると、お姉ちゃんは遠慮しぃになっちゃって。

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奥田英朗『コロナと潜水服』読了

ある理由で家を出た小説家が、葉山の古民家に一時避難。生活を満喫するも、そこで出会ったのは(「海の家」)。早期退職の勧告に応じず、追い出し部屋に追いやられた男性が、新たに始めたこととは(「ファイトクラブ」)。人気プロ野球選手と付き合うフリー女性アナウンサー。恋愛相談に訪れた先でのアドバイスとは(「占い師」)。五歳の息子には、新型コロナウイルスが感知できる?パパがとった究極の対応策とは(「コロナと潜水服」)。ずっと欲しかった古いイタリア車を手に入れ乗り出すと、不思議なことが次々に起こって(「パンダに乗って」)。コロナ禍の世界に贈る愛と奇想の奥田マジック。紙の本にだけ、作中の登場曲が楽しめるSpotifyのプレイリスト付き!!
内容(「BOOK」データベースより)

救世主。

本書は『奥田英朗』の5つの短編集。
ちょっと不思議な出会いを通して、
再生のキッカケを得た人々の姿がありました。

内容はバッサリ略で一言、奥田さんは本当に上手いなぁ。
正直、どれもテキスト量が少なく、割とアッサリ終わってしまう。
けれど少ない中に収められた、そのバランスが絶妙なんですよね。
作中のパンダの様に、コンパクト・カーの妙味がありました。

ここからは一言感想を。

『海の家』
胸糞です。
もし僕が浩二にアドバイスを贈るなら「別れた方が良い。今すぐに」

『ファイトクラブ』
ドラマ「逃げ恥」の逆パターン。でもどちらが正解とかは無いですよね。
邦彦には「ディフェンスも忘れるな!」と伝えたい。

『占い師』
狐と狸の化かし合い。
これ以上は特に感慨も意見もないのだけれど、
策士って、意外と策に溺れますよね。

『コロナと潜水服』
僕はコロナよりずっと以前からのテレワーク。
けれど、主人公の康彦と同じく
非常に快適なワーキングスタイルだと感じています。
ストレスは従前のおよそ1/10になりました(ただし収入は1/5)。

『パンダに乗って』
80年代の洋楽。背伸びして買った車(中古)。助手席に女の子。
そんな青春に覚えのあるオッサン(つまり僕)にストライクなお話です。
シホちゃん。本当に、本当に良かった。

以上、本書には多くの小さな再生みたいなモノがありました。
それらは決して満足の行くモノではないし、
もしかしたら何も再生(回復)していないのかも知れないけれど、
少なくともキッカケには出来るんじゅないかな?って感じました。
僕も周りにある(そしてきっと常にある)ちょっとした不思議を、
もう少し注意してみようかな?

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靴下を捨てるタイミングが判らない

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くたびれても、穴が開くまで捨てられない。
最近の靴下って、とても丈夫。

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アピール

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無題
主張が強い(笑)

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入間人間『安達としまむら(1)~(8)』読了

体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。ただ,しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。日常を過ごす、女子高生な私としまむら。その関係が、少しだけ変わる日。
内容(「BOOK」データベースより)

ボイル・シャルルの法則。

本書はテレビアニメにもなった人気ライトノベル・シリーズ。
精神的なプレッシャ(圧力)に高低差のある安達としまむらが、
ゆっくりと均一化していく様子がありました。

内容はバッサリ略で一言、とても良かったです。
それは安達としまむらのコンビを、微笑ましく見守ることが出来たから。

例えば5巻において、安達はしまむらを想うあまりに爆走?してしまいます。
その結果、二人の情熱の内圧差みたいなモノが顕著になり、
シリーズ最大の危機を迎えてしまいました。
それでも安達は安達なりに、しまむらはしまむらなりに行動し、受け止め。
自分を肯定しつつ(出来ないことはしない)、相手を想い続けていた。
僕はそこに(も)彼女達にある絆の、愛の、健やかな成長を確信したんですよね。
また8巻にあったしまむらのお母さんの

あんたが楽しければ、それが一番だから(本文より)

の台詞に、彼女達が多くの人に見守られて居る(行く)様子が伺えます。
僕は全くの部外者だけれど、大人(おとな)として、社会人の一員として。
しまむらの母の意見を強く支持したいと思いました。

以上、本シリーズは所謂ライトノベルなので、
大人が読むには少なくない抵抗があると思います(僕もそうでした)。
ですが一読すれば、さほど違和感のないコトに驚かれるかも知れません。
大きな声じゃ言えないけれど、機会があれば大人の方にもお勧めです。

とは言え、表紙にあるような可愛らしいイラストは
オッサンには高い抵抗値(R)になりますよね?
でもこればっかりは、まぁ、そのぉ……勇気を出して(笑)

蛇足で本書は僕の半分以上年下の知人(男)に借りました。
正直言えば、借りざるを得ない、読まざるを得ない雰囲気……
ではあったのだけれど、一読したらこれが意外と悪くはなくて。
自分でも驚いています(笑)
このあと、最新刊の9巻も押し付け……じゃなかった
借りられると思うので、ちょっぴり楽しみにしちゃおうかな?
恥ずかしいから、年下の知人には内緒だけれど。

さらに蛇足:
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7巻-初版、P111-1行目。
『先に行ったら日野の方が来る……』の
”行った” は ”言った” の誤字です。

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プロフィール

yuki

Author:yuki
離婚と断酒。娘達(雉猫と白黒猫)と三人(?)の日々を綴ります。
ロックと読書好き。でも酒と煙草をやらないストレート・エッジです。

娘達
長女:える(雉猫享年23) 臆病で泣き虫。けれど誰よりも強くて優しい子。僕の宝物。職業:これからもずっと父ちゃんの監視。

次女:ふう(白黒9歳) 暴れん坊で食いしん坊。皆が食べているものは私も食べる。いまもお姉ちゃんを探しちゃう。職業:父ちゃんの邪魔。
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