東野圭吾『雪煙チェイス』読了

殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。
彼のアリバイを証明できる唯一の人物―
正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、
竜実は日本屈指のスキー場に向かった。
それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた
所轄の刑事・小杉。村の人々も巻き込み、
広大なゲレンデを舞台に予測不能のチェイスが始まる!
どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス。
内容(「BOOK」データベースより)

緩斜面。

本書は雪山シリーズの第三弾(前作はコチラ)。
著者お得意のゲレンデ物ではありますが、
今回も評価するポイントが見つけられません。

内容はバッサリ略で一言。
シリーズを打ち切るべきではないでしょうか。
「いきなり文庫」シリーズは苦境の続く出版業界において、
一石を投じたと思います。
そのチャレンジ自体には賞賛を贈りますが、
残念ながら肝心の作品(内容)が伴っていません。
これ以上のブランド毀損を防ぐ為にも、
戦略的撤退を提案します。

話を戻して、本作も致命的な欠点はありませんが、
ストーリー、設定、人物、全てにおいて退屈です。
いっそ崖から落ちるならまだスリリング?ですが、
コブもキッカーもなく延々と緩斜面が続くだけ。
こんなゲレンデにリピータがあるとは思えません。

蛇足でもんじゃ焼きについて。
作中、『女神』探しに付き合う波川は
一件が片付いたら「スペシャル豚キムチもんじゃ」を
奢るように要求します。それに対して竜実は、
さらにベビースターをトッピングでつけると応えるのですが……。
上から目線で誠に恐縮ではありますが、

もんじゃ焼きの具は一つだけ

ではないでしょうか(笑)
ざる蕎麦を少ししか汁につけないのと同じく、
やせ我慢?が東京っ子の心意気です!

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テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

Tag:読書  Trackback:1 comment:2 

Comment

藍色 URL
#- 2018.06.26 Tue08:12
とても面白くて一気に読んでしまいました。
共感できることが多く、わくわく、ドキドキする場面もあり、とても面白かったです。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
yuki URL|Re: タイトルなし
#- 2018.06.26 Tue14:39
藍色さん、こんにちは。

今回は僕と全く正反対のご感想ですね(笑)
それでも貴重なご意見を聞かせて頂き、
誠にありがとうございました!

トラックバックいたしました。
後ほどご確認をお願いします。
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「雪煙チェイス」東野圭吾

殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。彼のアリバイを証明できる唯一の人物―正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、竜実は日本屈指のスキー場に向かった。それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた所轄の刑事・小杉。村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを舞台に予測不能のチェイスが始まる!どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス。 東野圭吾さんの文庫書き下ろしでおなじみの、雪山シリ... 粋な提案 - 2018.06.26 08:01

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長女:える(雉猫18歳) 泣き虫で臆病。温厚だけど父ちゃんには我儘な女王様。妹がちょっぴり苦手。職業:父ちゃんの監視。

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