卯月妙子『人間仮免中つづき』読了

愛ってすごい! 愛って尊い!
卯月さん、ボビーさん
ご入籍おめでとうございます!
小泉今日子、帯コメント寄稿。
波瀾に満ちた人生を送ってきた著者が出会った
25歳年上のボビーとの生活は今…
苛烈で型破りで誰よりも強靱な愛の行方が明かされる、
感動のコミックエッセイ続編、4年半ぶり待望の発刊!
あなたにとって、生き死にを委ねられる人はいますか?
読み手の心に突き刺さる「奇跡のつづき」がここに。
内容(出版社内容紹介より)

愛に決まってる。

本書は激動の人生を赤裸々に描いた
傑作自伝コミック『人間仮免中』の続編。
前作がパートナー・ボビーと遠く離れて生活がはじまったトコロで
終わっており、不安の中での読書開始となりました。
でもそんな不安は一瞬で消し飛んで、
最後は鼻の奥から熱いモノが溢れ出て、止まらなくなって。
視界がグンニャリ歪んで感動の顔面崩壊となりました。
秀作。

内容はバッサリ略で一言。心が震えます。
コミックスだし、画は個性的だし、
内容はとんでもないから人を選ぶと思うけれど、
僕の好きな人には問答無用で勧めたい作品です。
僕は「こんな(二人の)関係に憧れる」と言い添えて。

オビにある様に、最後はハッピーエンド(凄いネタバレですね^^;)
けれど、やはりそれまでの道のりは決して平坦ではないし、
むしろ断崖絶壁を命綱なしで進んできた感じ。
また未来も進行する卯月さんの脳萎縮に、
ボビーの老齢(ありていに言えば老い先短い)と、
この恋は時間制限つきの色合いが非常に濃く、
決して明るいだけではないんですよね。
現実はいつだってシビアです。

ただ僕は医師ではないから病気のコトは判らないし、
家族でもないから彼等からこうむる迷惑も知らない。
けれどこれだけは確信するし、断言できるのです。
彼等の間にある絆は

愛に決まってる。

それを「共依存」だとか「同類相憐れむ」
と言う人はいるかも知れないけれど、

一緒に死のう(ボビーの言。本文より)

これが愛ではなくて、一体なんだって言うの?
卯月さんがプロポーズ以上と受け止めたことが何よりの証し、
二人が幸せにならないはずがありません(キッパリ)。

また僕も僅かながらでも介護の経験があるので
綺麗事だけでは無いことも知っているつもりです。
それでも

好きな人の排泄物なら処理できるし、
生理現象なら笑って受け入れられる。

ボビーは度量のある男だから比べるのは僭越なのだけれど、
やっぱり僕も(きっと多くの方も)彼と同じ様にすると思います。
そんなのは大した問題ではない。

それより残された時間が頭から離れないのであれば、
なおさら幸せな時間だけを求めて欲しい。
それが愛された者の義務ではないでしょうか。

蛇足で卯月さんがツイッターを始められたようです(コチラ)。
チラッと拝見したのですが、
お二人とも元気な様子(意味深)で嬉しかったです。
また時折挟まれる漫画にペンを入れれば
そのまま単行本『人間仮免中つづきのつづき』になりますよね??
なので、その時を楽しみにツイッターを見るのは控えます(笑)
それにしてもボビーって本当に料理が上手いんですねぇ~、
どれもこれもおいしそうだし、量もタップリです。
卯月さんが幸せ太りしてしまうのも当然ですね(笑)

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