村上春樹/大橋歩『村上ラヂオ2 おおきなかぶ、むずかしいアボカド』読了

なぜ、アボカドはむずかしい?
究極のジョギング・コースってどこだろう。
アザラシのくちづけの味、ギリシャの幽霊、
ロシアと日本のかぶをめぐる昔話の違い…etc。
小説家の抽斗から飛び出す愉しいエピソードの数々。
長編小説『1Q84』刊行後、雑誌「アンアン」に連載された
人気エッセイ・シリーズ52編を収録する。
内容(「BOOK」データベースより)

息抜きとひまつぶし。

本書は「村上ラヂオ」シリーズの第二弾(1,2,3
前作に引き続きノンジャンルの非常にゆるいエッセイ集であり、
「どうでもいいような話(本文より)」の脱力感が堪りません。

旅行の価値-『ホテルの金魚』
因果応報?-『太宰治は好きですか?』
この話の教訓は?-『おおきなかぶ』

いづれも1編につき3ページの文章とイラストが1つ。
前回は大小2つあったイラストの小さいほうが
無くなってしまいましたが
(個人的に大橋歩さんの銅版画が好きなのでちょっと残念)、
その代わり『今週の村上』と言う、
本文と(ほぼ)関係ない「つぶやき」が加えられています。
で、このつぶやきも結構面白くて。
例えば「アリクイにディープキスされるのも大変そう」なんて、
そんな心配せんでもエエって話ですよね(笑)

一方で『無考えなこびと』の中にあった

何を書いたか思い出せないために、
時として同じことを二度書いてしまったりする(本文より)

そのままに、以前にも拝見したネタがチラホラ見受けられました。
例えばローマで運転技術を磨いたこと、
これまたローマでのスーツの必要性とかetcetc.
それでも、これだけ膨大な著作にも関わらず、
村上さんはネタのカブリが非常に少ない作家だと思います。
例えばコチラで触れた作家なんか(大きな声では言えないけれど)
片手では足りないほど同じネタを繰り返しています(呆)
村上さんが裏山のサルなら……(以下自粛)

本書を一言で顕せば「ザ・ひまつぶし」(ホメ言葉)
村上さんにとってエッセイは長編と長編の間の息抜きだと思うけれど、
これからもゆるく、でも末永く書き続けてくれると嬉しいなぁ。

蛇足で印象に残ったエピソードをご紹介。
それは『他人のセックスを笑えない』の中にあったのですが、
村上さんはアイスランドで大変羨まs……じゃなかった
日本人からすれば奇妙な文化?を体験したそうです。
その詳細は本書をご確認していただくとして、
実は以前からタラレバ娘が「アイスランドに行きたい」と
仰られていたんですよね(何故か敬語)
その理由が「コレなの!?」って考えたら、
ちょっと怖くなっちゃって。

いろいろ縮こまってしましました。

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