森博嗣『面白いとは何か?面白く生きるには?』読了

日常生活にも、人生にも、「面白さ」が必要だ。アイディアと人生に役立つヒント。
内容(「BOOK」データベースより)

自己満足。

本書は『森博嗣』による面白く生きる為の指南書。
指南書とは言っても、いつもの如く非常に抽象的であり、
実用性は殆どナシ。しかし、再確認出来るコトは少なくありません。

「面白さ」は、会議からは生まれない
「新しい」ものは「面白い」
計算的「面白さ」と発明的「面白さ」

内容はバッサリ略で一言、特に意見はありません(笑)
新しい情報は皆無だし、主張されるところも従来と全く同じ。
著者のファンであればあるほど(著作を読んでいればいるほど)
きっと退屈だと思います。
それでも『「気づく」という「面白さ」』の一編にあるとおり、
これまでの著者の主張や、バラバラだった僕自身の経験や知識が
どこかしら繋がって行く。重なって行く。
そんな印象も確かに受けたんですよね。
だから、もう耳にタコな情報(主張)も、再発見と言うか、
もう少し体系的な情報として上書き保存できた様な気がします。

全体的に「面白さ」の分析は流石だと思います。
細かいし、漏れがない(少ない)し、的確。
ただし、文字数に対して情報量は少なく
若干「水増し」を感じてしまいました。

最近の『森博嗣』は小説より新書の方が売れ行きが良い。
そう推量される記述がアチコチで書かれています。
でも僕にとって『森博嗣』は新書より断然に小説なんですよね。
新書はエッセイの「焼き直し」なのに対して、
小説には適度なエンタメと、類稀なアイデアがあります。
もっと言えば、本書でも何度も繰り返されている
「新しさ」が小説にはあるんですよね。
どっちが「面白い」かは言うまでもありません。

蛇足で自己満足について。
著者の常日頃からの主張である

自己満足が人生の目的だ(本文より)

は、(当然?)本書にもありました。
その詳細は本書をご確認していただくとして、
僕はこの考えにいくばくかの安心を覚えていた時期があったんですよね
(現在もそうですが、一時期顕著でした)。
なので、もし自分と他人を比べて不安になっている方がいらっしゃるなら、
本書かコチラ(森博嗣『孤独の価値』読了)をお勧めしたいと思います。

自分の幸せは、自分の面白いは
自分が、自分だけが決めて良い。

そのコトが少しでも伝われば幸いです
(著者を差し置いての僭越をお許しください)

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離婚と断酒。娘達(雉猫と白黒猫)と三人(?)の日々を綴ります。
ロックと読書好き。でも酒と煙草をやらないストレート・エッジです。

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