森博嗣『つんつんブラザーズ The cream of the notes 8』読了

実は、すべてのものが「いなくなる」運命にある。生きていることこそ、奇跡的な状況なのだ―。都会を離れ、森に暮らす人気作家が考える、社会のあり方、日々の送り方。少しだけ発想を変えれば、目の前の世界がまったく新しくなる。素朴な疑問から導かれる深い答えが衝撃的な、大人気エッセィ・シリーズ第8弾!
内容(「BOOK」データベースより)

反動なんてない。

本書は『クリーム』シリーズ第8弾(1,2,3,4,5,6,7,8
いつもの通り無作為な100のエッセィが収められています。
今回はいつもより自身に関する話題が多い印象ですが、
それでもノイズの範疇でしょう。結局、いつもの通りです(笑)

内容はバッサリ略で一言、面白かったです。
その理由はコレといって思い浮かばないのだけれど、
以前に比べて「判りやすい」とは感じました。
きっとこれは読者サービスなのでしょう。
加えて読者がサービスを受ける心地良さを、
本書の面白さと勘違いする。
そんな効果を狙ったものかも知れません(笑)

自身に関する(具体的な!)話題も多かった印象です。
これも読者サービスだと思うのだけれど、
それでもビスケットの RITZ の話や、スニーカの話。
なにより毛髪の話なんて、内容そのモノよりも、
驚きのうほうが先に来てしまいました。

あの森博嗣とあろう者が!(←21項のオマージュ^^)

って。
まぁ僕の勝手なイメージは置いておくとして(笑)、
『森博嗣』は新しい著作ほど読者に優しい傾向はあると思います。
因みに『森博嗣』の何から読めば良いか?と尋ねられたら、
僕は以前から「エッセィ。新しければ新しいほど良い」
と答えています。

最後に。
『「つながりたい」という欲求はどこから来るのだろう?』
の一遍の中で著者は

ネットで繋がろうとする人は多いが、
今後はその反動がくるであろう

と予測されています。
その詳細は本書をご確認していただくとして、僕は

反動なんてない

と推測するんですよね。
当然、全くゆり戻しが無いわけじゃないけれど、
基本的にリアルの繋がりを減らし、
ネットの繋がりを増やす(主にする。大切にする)。
そんな傾向は今後も止まらないと考えています。
その理由は、ネットはリアルに比べて

簡単に繋がりを断てる。

この一点に尽きると思います。
その是非は兎も角、断つ、断たれるのどちらも経験した、
僕の実感でもあります。

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離婚と断酒。娘達(雉猫と白黒猫)と三人(?)の日々を綴ります。
ロックと読書好き。でも酒と煙草をやらないストレート・エッジです。

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長女:える(雉猫享年23) 臆病で泣き虫。けれど誰よりも強くて優しい子。僕の宝物。職業:これからもずっと父ちゃんの監視。

次女:ふう(白黒9歳) 暴れん坊で食いしん坊。皆が食べているものは私も食べる。いまもお姉ちゃんを探しちゃう。職業:父ちゃんの邪魔。
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