村岡恵理『ラストダンスは私に 岩谷時子物語』読了

越路吹雪のマネージャーであり、加山雄三やザ・ピーナッツほかの大ヒット作詞家・岩谷時子は、二つの輝きで時代を駆け抜けた。「アンのゆりかご」(連続テレビ小説『花子とアン』原案)著者が、関係者への詳細な取材と、貴重な資料をもとに初めてときあかす岩谷時子の歓喜と涙。
内容(「BOOK」データベースより)

繰り返せるなら。

本書は越路吹雪のマネージャーであり、
作詞家としても活躍された岩谷時子(敬称略)の物語。
昭和と言う時代に生きた一人の女性が、
淡々とした筆で描かれています。

生涯にわたる越路吹雪との絆
昭和の大スター達との交流
そして
愛を求めながら独身をつらく

内容はバッサリ略で一言、面白かったです。
正直、昭和の芸能界では割と良くある話だとは思います。
けれど、岩谷時子は海千山千が蔓延る中にあって、
裏方の女性マネージャとして孤軍奮闘された。
さらには作詞家としてオモテ(?)でも活躍されるなど、
華々しい経歴は賞賛に値します。
きっと現代に比べたら当時は男尊女卑の傾向が強かったでしょう。
それでいて所謂キャリアウーマンのイメージが沸かないのは、
彼女の楚々としたお人柄にあったと思いました。

多くは控えるけれど、彼女の愛は男女の恋愛より、
家族の愛に向けられていたんじゃないかな。
また家族と言ってもそこに血の繋がりは関係なく、
ある意味で肉親の情に飢えていたのだと思います。

ここからは蛇足で私信。
この本のタイトルを見たときから、
胸のザワつきが止まらなかった。
理由は君なら判るはず。

愛しては失う、その繰り返しだった(本文より)

でも繰り返せるなら、って思ったよ。

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