大野豊『全力投球 我が選んだ道に悔いはなし』読了

プロ野球界の至宝“大投手”大野豊が自ら初めて書き下ろす、その生き方、考え方、そしてピッチャーとしての数々の打者との対戦…。軟式野球出身、信用組合勤務からテスト生でのプロ入り、デビュー戦の“天文学的”防御率135などなど数々の苦難を乗り越え、22年間に渡る栄光の実績と、42歳でのタイトル(最優秀防御率)獲得はいかにしてなしえたのか。その不屈の真髄がいま初めて描かれる。
内容(「BOOK」データベースより)

最も嫌な奴。

本書は説明不要の大投手・大野豊さんによる一冊。
彼がいかにして栄光を掴んだのか。
我がジャイアンツの憎き敵ではありますが、
今も昔とかわらず、賞賛と脱帽しかありません。

軟式野球出身
信用組合からのテスト入団
打ちのめされたデビュー戦
そして
度重なる怪我に故障

内容はバッサリ略で一言、アツくなりました。
正直、野球ファン以外にはよくある「自伝」でしかないでしょう。

苦労した。努力した。成功した。
そして感謝……。

しかし大野さんの勇姿を知るファンには堪りません!
それはジャイアンツファンであった僕だって同じコト。
テレビからにじみ出ていた人柄が、
本書で実際もそうであった事を確認できて、
納得と感嘆で一杯となりました。

冒頭で「最も嫌な奴」としたのは僕の本音です。
なんせ我がジャイアンツの行く手を遮る大きな壁だったから。
しかもその壁の高さが半端じゃないのです!!(魂の叫び)
それは大野さんが投げる、ただそれだけで「今日はダメだな」。
楽しみの夜が始まる前からつまらなくなる程でした。
また槙原さん(ジャイアンツのピッチャーです)との投げあいは、
お門違いだけれど藤田監督に文句の一つ言いたくもなりました。

槙原の一勝が勿体無い。大野にぶつけるなよ!(敬称略)

って。
それぐらい、大野さんから点を取れる気がしなかったんですよね。
でも本書に

槙原君との投げ合いはいつも燃えた。
『1点でも取られたら終わりだ』と思って投げていた(本文より)

とあって、もう胸がアツくなって、アツくなって。
何故だか判らないけれど、涙腺までアツくなってしまいました。
今ではほとんどプロ野球を観なくなってしまったけれど、
あの二人の投げあいは僕の記憶の中で今でも輝き続けています。

最後に。
それにしても大野さんを輩出したカープは
本当に魅力的なチームですよね。
財政的に余裕がないから(失礼)、
チームを出て行く選手も多いけれど、
大野さんみたいにチーム一筋の男がいる。
またそんなある意味で不器用な男が、カープに似合う、似合う(笑)
ジャイアンツファンだった僕からしたら、
そんなカープが、大野さんが、とても眩しくて。

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