森博嗣『君が見たのは誰の夢?』読了

ドイツで受けた精密検査でロジに不具合が見つかった。詳しく
調べるため、グアトと共に日本へ帰国。情報局本部に近い病院へ
入院した。そのロジの診断データが、外部に漏洩しているという。
 ロジは、まったく未知の新種ウィルスに感染している可能性が
あり、何者かがその情報を探っていると思われた。ロジを心配して
病院へ向かうグアトは、そこでロジの姉と称する女性と出会うが。
内容(出版社内容紹介より)

こんなとき男は。

本書は「WWシリーズ」の第7弾(1,2,3,4,5,6,7
未来における人類の進化と退歩。
その対比が難解と安堵で 1:1 で描かれていました。
佳作。

内容はバッサリ略で一言、おめでとうございます。
本文にもあったけれど、発言にはタイミングがありますからね。
めでたいコトは早ければ早いほど良いので(笑)

因みに今回はグアトとロジに劇的な変化がありました。
一方で、これが本作のほとんどになってしまった印象です。
『共通思考』と言うキーワードもありましたが、
まだまだ曖昧であり、抽象の粋から一歩も出ていない。
なので『森博嗣』に期待する知的好奇心はほとんど刺激されず、
その意味では期待外れだったかもしれません(小さな声で)

それでも、めでたいコトだし、
これからの(知的好奇心とは別のトコロで)楽しみが増えた。
シリーズ物としてこれはこれで “アリ” だと思いました(総括)

以上、本書はおめでたい話でシリーズの小休止と言った印象の一冊。
ファンなら読まない選択肢はないと思いますが、
「WWシリーズ」としてはちょっと物足りなかったかな。
それでも僕達部外者(読者)は、これからも二人(かな?かなかな?)を
温かい目で見守って行きませんか?

ここからは完璧な蛇足です。
作中のグアトのとある台詞(ロジを怒らせたソレ)。
実は僕も口にしてしまったコトがあります。
でもこれは昔も今も、そして未来においても、
パートナに対して “絶対” の禁句ですよね。
一方で、男なら自然と浮かぶ疑問……と言うか戸惑いの表現でもある。
僕はそうも感じてしまいました(小さな声で)。

きっとこんなとき、男は本当に駄目駄目なのでしょう。

グアトの様に、それは未来の男も変わらないと確信しています
(これも小さな声で)。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ FC2Blog Ranking
 励みにしますので、宜しければクリックをお願いします。
テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

Tag:読書  Trackback:0 comment:0 

Comment

comment form
(編集・削除用):
管理者にだけ表示を許可
プロフィール

yuki

Author:yuki
離婚と断酒。娘達(雉猫と白黒猫)と三人(?)の日々を綴ります。
ロックと読書好き。でも酒と煙草をやらないストレート・エッジです。

娘達
長女:える(雉猫享年23) 臆病で泣き虫。けれど誰よりも強くて優しい子。僕の宝物。職業:これからもずっと父ちゃんの監視。

次女:ふう(白黒9歳) 暴れん坊で食いしん坊。皆が食べているものは私も食べる。いまもお姉ちゃんを探しちゃう。職業:父ちゃんの邪魔。
月別アーカイブ
ユーザータグ

読書(1717)
(1230)
one_day(922)
ex_girlfriend(343)
ロックンロール(252)
アルコール依存症(243)
my_ex(214)
タラレバ娘(131)
自転車(45)
縦結びの人(41)
漫画(21)

検索フォーム
FC2カウンター