朝倉かすみ『少しだけ、おともだち』読了

ほんとうに仲よし?ご近所さん、同級生、同僚―。
物心ついたころから、「おともだち」はむずかしい。
内容(「BOOK」データベースより)

ホラー小説より怖ろしい?

友人に借りました。
『あまりお勧めしないけれど…』の言もありましたが、
最近では一番印象に残ったとの事。
読了後、僕の感想も彼女と同じで、強く印象に残ったし感動もしたけれど、
やっぱり人にはお勧めしづらいと思いました。
なんせ怖ろしい(笑)

短編8つに収められた内容は、女性同士の友情のあり方を描いており、
正直男(僕)が思い描く女性の暗部そのままです
「まっ、そうだろうな」って(←ちょっとビビリながら発言)
特に前半はあまりに身も蓋も無く、残酷で、嫌悪感で一杯になり
「これだからオンナは」(失礼でスミマセン)と感情移入は全く不可能。
でも後半に進むにつれてハートフルになり、
女性らしい柔らかなポジティブ思考・指向が顔を出します。
ラストの『今度、ゆっくり』で拓かれる二人の未来は
本書を通じての救済にもなりました。
いやぁ、ラストがこのお話で本当に良かった。
まるでジェイソンから逃げ切った大学生の気分です(←?)

大声ではお勧めはしませんが、
本書は良い意味でインパクトの強い作品です。
特に女性に幻想を抱く男性(含む僕)は一読して損はありません。
思い出しますよ?薔薇には棘がある事を。


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離婚と断酒。娘達(雉猫と白黒猫)と三人(?)の日々を綴ります。
ロックと読書好き。でも酒と煙草をやらないストレート・エッジです。

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次女:ふう(白黒9歳) 暴れん坊で食いしん坊。皆が食べているものは私も食べる。いまもお姉ちゃんを探しちゃう。職業:父ちゃんの邪魔。
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